こんにちは、らじおです。

 

みなさんにはありませんか?

「正直よくわからない。でも、なぜか気になってしまう。」

そんな存在。

映画だったり、本だったり、人だったり。。。

 

私にとってのそれは、20年以上ずっと変わらず、レディオヘッド(Radiohead)の『Kid A』です。

いや、本当に。

今でもよくわかりません(笑)。

2000年にリリースされた『Kid A』は、当時のロックファンをかなり戸惑わせた作品でした。

それまでのギター中心のサウンドを大胆に手放し、エレクトロニカや現代音楽の要素を前面に押し出したんです。

 

当時の私は前作までの彼らの作品が大好きだったので、初めて聴いたときは完全にフリーズ。

「えっ……これ本当に同じバンド?」

そんな感じでした(笑)。

 

しかも面白いのは、世間の反応も割れていたこと。

評論家からは厳しい声もありましたが、結果としてアルバムは大ヒット。

多くの人がその世界観に魅了されていったわけです。

 

一方で私はというと、

「すごそうなのはわかる。でも、わからない。」

という状態のまま取り残されました。

 

そして気がつけば20年以上。

定期的に『Kid A』を再生しては、

「今回は理解できるかもしれない」

と思い、やっぱりよくわからず終わる。

そんなことを何度も繰り返しています(笑)。

 

でも不思議なんですよね。

普通なら、とっくに聴かなくなっているはずなんです。

 

ところが『Kid A』は違う。

理解できないのに、なぜかまた戻ってきてしまう。

まるで出口のない迷路みたいなアルバムです。

 

しかも困ったことに、その迷路が少し心地いい。

最近では、

「このアルバムを理解する」

というより、

「理解できないまま付き合い続ける」

こと自体が楽しみになってきました。

 

もしかしたら芸術って、そういうものなのかもしれませんね。

 

答えをくれる作品ではなく、問いを残し続ける作品。

『Kid A』は、私にとってまさにそんな一枚です。

 

まだ聴いたことがない方は、ぜひ一度。

ただし、ご注意ください。

気づいたら20年くらい迷宮をさまよっている可能性があります(笑)。

ABOUT ME
らじお
40代半ば、一人娘の父です。 メンタル心理カウンセラー資格所持。 就職氷河期のあと、約10年ほど海外を放浪。 その頃から読み始めた自己啓発本は1000冊以上になりました。 二十数年続く自分探しの旅、今日ものんびり進行中です。