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「HSP」とは
同世代のみなさま、「HSP」って言葉をご存知でしょうか。
Highly
Sensitive
Person
の頭文字を取って「HSP」というのですが、
感受性が強く、とても敏感な気質を持った人のことをいいます。
この言葉は1996年にエイレン・N・アーロン博士という方が考案した比較的新しい言葉のようで、
ここ数年は芸能人の方が次々とHSPであると公表したりと、
徐々に世間に認知されつつある言葉かと思います。
HSPの人は、場の空気を深く読みすぎて気をつかい過ぎたり、
物音・光・食べ物の味や臭い等に敏感だったりと疲れやすい気質があります。
また、対人関係においても、気遣い過ぎるあまり、
些細なことでも自分のせいだと思い込んでしまい、自己否定感が強くなる傾向があります。
これは生まれ持った気質であり、世の中で5人に1人の割合で存在するとのことです。
気疲れして、自己否定感ハンパなかった毎日
と、これを綴っている40代父さんですが、私もHSPです。
物心ついた時からHSPという言葉を知るまで、
毎日気疲れして、帰宅する頃にはヘトヘトで、
さらに自己否定感も募り、常に重い心を引きずって生きていました。
ところが、3年前にネットサーフィンをしていたところ、
たまたまこのHSPという言葉を見つけたのです。
「これ自分のことだ。。。やっと重い心の理由がわかった。。」と安心したのを覚えてます。
自分の心が弱いからではなく、これは生まれ持った気質であることがわかり、
わたしと同じような経験をしてる人が、世の中に一定数いることに勇気づけられました。
「繊細さんの本」、これHSPのバイブルかも
その後も、引き続きHSPが原因で疲れることもありますが、
最近はHSP攻略本的な書籍も数多く出版されているので、
暇があれば読むようになり、対処法も身についてきたような気がします。
特に、武田友紀さんの著書である『「繊細さん」の本(飛鳥新書)』に書いてあった対処法は、現在とても役にたっています。
「繊細さん」の本 「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる [ 武田友紀 ] 価格:1,324円 |
わたしには、視界に入ってくる物事を瞬時に広範囲で拾ってしまう気質があり、
多くの情報量が目に飛び込んでくるためとても疲れてしまいます。
例えば、遠くからあまり親しくない人が向かってくるのを瞬時にキャッチすると、
「すれ違うまでにあと何秒くらいだな」、
「どのタイミングで挨拶すればいいかな」とか色々考えてしまいますし(笑、、涙、、)、
会社で同僚のちょっとした仕草を視界の隅で感じては、
「何か言いたそうだな、先に声かけるべきかな」とか、
遠くに見えるオフィスの玄関で「あっ、配送業者さんが来た。誰も声かけなくて業者さん困ってるな」とか、、、
言い出したらキリがありません。。
そこで、『「繊細さん」の本』に書いてあったアドバイスの一つである「べっこう縁のメガネ」をするようになりました(私は視力がいいので、伊達メガネなのですが 笑)。
縁の太いメガネをすることで、フレーム外の世界で起きていることは、
自分が気にする範囲外の出来事と割り切って生活するようになったのです。
以来、明らかに気が楽になりました!
「HSP」、それは与えられた特殊能力!
ここまで綴ってみると、HSPって良いことが何もないように思いますね。
しかし、わたしは密かにHSPであることにちょっと優越感も持っています。
なぜかと言いますと、HSPであるが故に、普通の人よりも場の空気を瞬時に察知し、
人の感情に寄り添って共感できるという特殊能力を持っているからです。
RPGでいう「職業HSP」みたいな、、、(笑)
自分をいたわりながら、この特殊能力で他人を幸せにできる人間になりたいものです。
HSP気質のみなさま、お互いこの特殊能力を活かして、平和な世界を取り戻しましょう!笑
ではでは、みなさんにとって素晴らしい一日になるよう心よりお祈りしております!