「シャーデー」が流れるヨーロッパの夜に、20代の自分を置いてきた気がする
こんにちは、らじおです。
20代の頃、しばらくヨーロッパを放浪していた時期がありました。
お金はなかったんですけど、不思議なくらい時間だけはあったんですよね。
その頃、カフェやバーでよく流れていたのが、
シャーデーの『ダイヤモンド・ライフ(Diamond Life)』
に収録されている “Your Love Is King” でした。
当時は2000年代だったので、80年代のこのアルバムは、正直ちょっと昔っぽい音にも聴こえていました。
でも、その少し古い空気感が、ヨーロッパの街並みや、ゆったり流れる時間に妙に合っていたんです。
日本にいたら、たぶん自分からは聴かなかった音楽だと思います。
でも、放浪先のヨーロッパではなぜか心に残りました。
石畳の道、
夜のカフェ、
薄暗いバー、
ぬるくなったコーヒー。。。
そんな景色の中で流れていたシャーデーの音楽は、まるで“その街の空気”みたいでした。
今みたいにスマホで曲検索できる時代じゃなかったので、「この曲、誰なんだろう…」と思いながら、現地のCDショップを何軒も歩き回ったのを覚えています。笑
「あの女性ボーカルの曲なんだけど…」
みたいな、かなり曖昧な情報だけを頼りに探していました。
そして、ようやく見つけたのがこのアルバムでした。
今振り返ると、あの頃の自分は、本当に贅沢な時間を生きていたんだなと思います。
何者でもなくて、将来も見えていなくて、不安もたくさんありました。
でも、“自由に時間を使える”という意味では、人生で一番豊かだったのかもしれません。
今の自分が、当時の自分に声をかけるなら、たぶんこう言います。
「そんなふうに、意味もなく街を歩ける時間は、人生の中でそんなに長く続かないぞ」
「だから今を、ちゃんと味わっておけ」って。
音楽って不思議ですよね。
曲を聴いているというより、“その頃の空気”ごと再生される感覚があります。
“Your Love Is King” を聴くと、
今でもゆっくりとした時間が流れるヨーロッパの夜風と、
若かった頃の自分を思い出します。
音楽
音楽
音楽
音楽
音楽
音楽
