こんにちは、らじおです。

先日、学生時代の友人に久しぶりに会いました。

彼は当時、かなりの洋楽マニアでした。
自分も洋楽は好きな方でしたが、彼の知識量はちょっとレベルが違う。

「このバンドの1stが一番いいんだよ」
「いや、2ndの方が実験的でさ」

などと、CDショップの試聴機の前で真顔で語るタイプ。

自分は横で
「へぇ〜」
「知らなかった…」
と感心する係でした。

そんな彼と久しぶりに再会。

当然のように洋楽の話になると思い、

「最近なんか聴いてる?」

と聞いたところ、意外な答えが返ってきました。

「いや、最近洋楽ほとんど聴いてないんだよね」

え、どうしたの?と思ったら、

「今はアイドルの追っかけしてる」

一瞬、脳が理解を拒否しました。

あの頃、

オルタナがどうとか
UKインディーがどうとか
グランジがどうとか

語っていた男が、

今は
ペンライトを振っているらしい。

人生、ほんとにわからない。

でもよく考えてみると、自分だって似たようなものかもしれません。

今でも洋楽は好きで聴いていますが、
気がつけば、娘の好きなJ-POPバンドを普通に聴いている。

そして気がつけば、

娘と一緒にライブに行っている。

学生時代の自分に言ったら、たぶんこう返されると思います。

「え、J-POP?」

でも実際ライブに行くと、

普通に楽しい。

むしろ、めちゃくちゃ楽しい。

音楽って結局、ジャンルよりも「その場の熱量」なのかもしれません。

そんなわけで、

かつて洋楽マニアだった友人はアイドルを追い、
かつて洋楽ばかり聴いていた自分は娘とJ-POPライブへ。

40代後半。

若い頃は「音楽の好みは一生変わらない」と思っていましたが、
どうやらそんなことはないらしい。

人は歳を重ねると、

・守備範囲が広がる
・こだわりがゆるくなる
・そして、なぜかペンライトを持つ

そんな生き物なのかもしれません。

ちなみにその友人、最後にこう言っていました。

「いや、アイドルって曲いいんだよ。ちゃんとしてる」

その顔は、
90年代の洋楽を語っていた頃と、

まったく同じ顔でした。

ABOUT ME
らじお
40代半ば、一人娘の父です。 メンタル心理カウンセラー資格所持。 就職氷河期のあと、約10年ほど海外を放浪。 その頃から読み始めた自己啓発本は1000冊以上になりました。 二十数年続く自分探しの旅、今日ものんびり進行中です。