下がってるのに売る人の気持ちが、ずっとわからなかった話
こんにちは、らじおです。
投資の世界には、よく
「狼狽売りはダメ」
みたいな言葉があります。
下落相場で怖くなって売ってしまうことですね。
で、今日はその話なんですが、
正直に言うと、僕は昔からずっと思っていたことがあります。
「え、なんで売るの?」
いや、煽りじゃなくて、本当にわからなかったんです。笑
だって、もう下がってるわけですよ。
すでに痛い。
すでに赤い。
すでに気分はよろしくない。
そんなときに売ったら、
“痛いです”に加えて“確定です”
になるじゃないですか。
それって、投資版のセルフ肩パンみたいなものでは…?
と、ずっと思っていました。
僕の感覚では、下がったならむしろ
「はいはい、嵐ね。通り過ぎるまで待ちます」
みたいな感じなんですよね。
もちろん、個別株で前提が崩れたとか、
明らかにもうダメなやつは別です。
でも、インデックスみたいな長期の資産形成なら、
「上がるまで置いとけばよくない?」
という気持ちがかなり強いです。
ただ、世の中には
下がると本当に耐えられなくなる人がいる。
これが、投資をしていて面白いところだなあと思います。
リスク許容度って、知識より“体質”かもしれない
投資の本を読むと、
よく「リスク許容度を把握しましょう」的なことがと書いてあります。
でもこれ、ざっくり言うと
「どのくらい下がっても平常心でいられるか」
ってことなんだと思います。
たとえば僕は、含み損を見ても
「まあ、そのうち戻るでしょ」
と思いやすいタイプです。
でも別の人は、同じ数字を見て
「うわ、無理。胃がキュッてなる」
となる。
どっちが正しいとかじゃなくて、
ただ、体質が違うんですよね。
辛いものが平気な人もいれば、
中辛で人生を振り返りたくなる人もいる。
投資もたぶん、それに近い気がします。
“持ち続けられる”って、意外と才能です
投資って、つい
「何を買うか」
に注目が集まりがちです。
でも実際は、
“持ち続けられるか” のほうが
ずっと大事だったりします。
そしてこれが、思ったより難しい。
相場が好調なときは誰でもニコニコです。
資産が増えているときの人間は、
だいたい少しだけ偉そうです。笑
でも、下落相場になると空気が変わる。
ニュースは不穏。
SNSはざわざわ。
含み益は蒸発。
すると、それまで
「長期でいきます!」
と言っていた人の中から、
静かに何人かいなくなります。
まるで学級閉鎖の朝みたいに。笑
つまり、
“下がっても持てる”というのは、立派な能力なんですよね。
投資で大事なのは、“正しい方法”より“続けられる方法”
結局のところ、
投資って理論だけでやるものじゃないんですよね。
人はチャートではなく、
自分の感情に負ける。
だからこそ大事なのは、
「一番リターンが高そうな方法」よりも、
「自分がちゃんと続けられる方法」
を選ぶことなんだと思います。
暴落が来ても眠れる人は、
ある程度リスクを取ってもいいかもしれない。
でも、2%下がっただけで
アプリを3回開いて、
4回ため息をついて、
5回未来を心配する人は、笑
たぶんもう少し、
安心できる設計のほうがいい。
それは弱さじゃなくて、
自分の取扱説明書をちゃんと読めている
ということです。
投資って、意外と
“金融”というより“自己理解” なんですよね。
狼狽売りって、意志の弱さじゃないのかもしれない
最近あらためて思うのは、
「狼狽売りする人が理解できない」
という感覚そのものが、
実はちょっと面白いな、ということでした。
自分にはありえない。
でも、誰かにはすごく自然。
こういうことって、投資以外にもありますよね。
仕事の進め方とか、
お金の使い方とか、
休日の過ごし方とか。
人って、
“自分の普通”を基準に世界を見てる
んだなあと思います。
だから投資って、
資産形成の勉強にもなるけど、
同時にちょっとだけ
人間理解の授業でもあるのかもしれません。
下がってるのに売る人の気持ちは、
正直いまでも100%はわかりません。(煽りではありません 笑)
でも最近は、
「この人には、この下落は“ただの数字”じゃなくて“不安そのもの”なんだな」
と思うようになりました。
そう考えると、
狼狽売りって意志が弱いというより、
その人のリスク許容度を超えてしまったサイン
なのかもしれませんね。
投資って、奥が深いです。
そして人間も、なかなか味わい深いです。
ではまた。


